小学校か中学校の美術教育の賜物でしょうか、黒田清輝と言えば、「明治維新後に確立されていく日本における西洋画と言えば、この人。」という印象の強い画家。そして、涼しそうに佇む女性を描いた「湖畔」。
学校で教わったという意識が強いからか、これまで特段追求することもなかったのですが、太田喜二郎、辰野金吾と接していくと、黒田清輝画伯の名前が登場してきます。
そんな中、上野公園を散歩していて気にかけていた「黒田記念館」。この「特別室」の秋の公開時期と知って、お邪魔してきました。少し時間が空いてしまいましたが、本人の備忘録も兼ねて。
黒田記念館は、黒田清輝画伯の「遺産の一部を美術の奨励事業に役立てるように」という遺言に基づいて竣工された建築物。館内の「黒田記念室」には遺族の方々から寄贈された画伯の作品などが展示されています。
代表作の「読書」、「舞妓」、「智・感・情」、「湖畔」は同じく館内に設けられた「特別室」に展示されており、じっくりと拝見することができます。
この「特別室」の公開が、概ね年3回(正月・春・秋)。2020年は、1/2(木)~1/13(月)に公開され、次回は、3/24(月)~4/5(日)と予定されています。(こちら、で確認できます。)
黒田記念館の公式サイトは、記念館の沿革だけでなく、黒田清輝画伯、その作品、研究資料として日記のデータベース公開や、作品の光学分析結果なども公開している充実したサイト。これからも時間を見つけてじっくり閲覧したいと思います。
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