その一方で、「写真」の芸術性について、写真が誕生してから長らく論じられてきている中で、アメリカなど海外では芸術としての評価が高まり「アートフォト」市場も形成されているものの、日本では認知度や評価、いわんや市場(ギャラリーやアーティストが売り出しを行うプライマリーも、購入者からの買取再販やオークション(対面、インターネット)のセカンダリーも)の形成についてはまだまだ未成熟な状態(特に絵画との比較において)である。
そのような中で、世界で勝負できるアートフォト、フォトアートのアーティストを育成する場を提供することは、日本の芸術・文化の幅を厚くするだけでなく、割安な価格のうちに収集し、自らの活動で普及し価値を高めることで「投資」としてのビジネスにもなりうる分野と考えるからである。
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